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◇ 長野県消防救助技術大会

2010年07月12日更新
第29回長野県消防救助技術大会に出場しました。

 平成22年6月19日(土)、「第29回長野県消防救助技術大会」が、長野県消防学校(長野市)で行われました。

 この大会は、救助技術の高度化に必要な基本的要素を練磨することを通じて、消防救助活動に不可欠な体力、精神力、技術力を養うとともに、県下の消防救助隊員が一堂に会し、競い、学ぶことを通じて、他の模範となる消防救助隊員を育成することを目的としています。
 また、市民に消防の技術の高さ、力強さ、優しさをアピールするとともに、未来志向の大会とすることを目標としています。


 大会種目と出場者数

 今大会で実施された種目は次のとおりです。
【陸上の部】 7種目
基礎訓練… ロープブリッジ渡過、はしご登はん
連携訓練… ロープ応用登はん、ほふく救出、ロープブリッジ救出、引揚救助、障害突破
【水上の部】 4種目
基礎訓練… 基本泳法
連携訓練… 溺者救助、水中結索、人命救助
【技術訓練】
災害の複雑多様化に伴う救助技術の高度化に対応することを目的として実施する訓練です。

 今大会は、上記の陸上の部7種目と水上の部4種目が行われ、県内14消防本部から延べ203名(陸上の部190名、水上の部13名)が出場し、関東大会、または全国大会への出場権をかけて、技術と正確性を競い合いました。
 なお、岳南広域消防本部からは、陸上の部4種目に出場しました。


 岳南広域消防本部の出場結果

 岳南広域消防本部の救助隊は、37名で構成されておりますが、この大会へ出場できるのは、37名全員ではなく、岳南広域消防本部内の選考で選ばれた代表者です。
 岳南広域消防本部が出場した種目と出場結果は次のとおりです。
 なお、各種目の優勝者が関東大会、または全国大会に出場することになります。
 また、各種目とも減点がない場合は、順位に限らず入賞となります。


 ロープ応用登はん 

 
 
 ロープ応用登はんとは、登はん者と補助者が2名1組で協力し、器具を使わずに塔上から垂下されたロープを15m登はんし、所要時間が評価されます。
 これは、高所進入を想定した訓練です。

 岳南広域消防本部は、この種目に1組2名が出場し、結果は、9組中9位でしたが、減点があったため、入賞することができませんでした。


 ほふく救出 

 
 
 ほふく救出とは、3人1組(要救助者を含む)で1人が空気呼吸器を着装して長さ8mの煙道内を検索し、要救助者を屋外に救出した後、2人が安全地点まで搬送し救助するもので、安全確実性と所要時間が評価されます。
 これは、ビルや地下街等で煙に巻かれた人を救出するための訓練です。

 岳南広域消防本部は、この種目に1組3名が出場し、結果は、10組中3位でしたが、入賞することができました。


 ロープブリッジ救出 

 
 
 ロープブリッジ救出とは、4人1組(要救助者を含む)で2人が水平に展張された渡過ロープ(20m)により、対面する塔上に進入し、要救助者を救出ロープに吊り下げてけん引して救出した後、脱出するまでの安全確実性と所要時間が評価されます。
 これは、要救助者を隣の建物等から進入し、救出することを想定した訓練です。

 岳南広域消防本部は、この種目に1組4名が出場し、結果は、10組中6位でしたが、入賞することができました。


 障害突破 

 
 
 障害突破とは、5人1組(補助者を含む)で4人が緊密な連携の下、一致協力して「乗り越える」「登る」「渡る」「降りる」「濃煙を通過する」の基本動作により5つの障害を突破するもので、安全確実性と所要時間が評価されます。
 これは、災害現場の様々な障害を想定した訓練です。

 岳南広域消防本部は、この種目に1組5名が出場し、結果は、4組中2位でしたが、入賞することができました。



災害から人々を  
  守るために・・・

 今大会では、入賞はありましたが、関東大会、または全国大会への出場は、果たすことができませんでした。
 しかし、私たち救助隊の役目は、住民の生命、身体及び財産を守るためであることを忘れずに、これからも日夜訓練に励み続けていきます。

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